ChatGPTは御社のブランドを推薦するか
ChatGPTは現在最も利用者が多く、AI可視性を考えるときに最初に思い浮かぶ存在です。その動作の仕組みを理解して初めて、どこに労力を割くべきかが決まります。
今すぐ無料診断 ↓2つの回答モードがあり、企業にとっての意味は大きく異なる
ChatGPTの回答は、学習データに由来する場合と、リアルタイムのウェブ検索に由来する場合があります。この2つはブランドにとっての意味がまったく違います。
学習データ由来の部分は、モデル学習時点でウェブ上にあった御社の情報に左右されます。いま行う改善が反映されるのは次回のモデル更新時であり、その時期は制御できません。一方、リアルタイム検索由来の部分は比較的即時性が高く、数日から数週間で変わり得ます。したがって「リアルタイム検索に読んでもらう」施策を優先するのが最も費用対効果に優れます。
クローラー設定:用途の異なる複数のUser-Agent
OpenAIは用途別に複数のクローラーを使用しています。学習データ収集に用いられるGPTBot、利用者が対話中に閲覧を発動した際のChatGPT-User、そして検索インデックス用のOAI-SearchBotです。
robots.txtでこのうち1つだけを遮断しているサイト、あるいは学習利用を避けるためにすべてを遮断しているサイトが少なくありません。後者の副作用として、リアルタイム検索からも読まれなくなり、事実上の自主的な退場となります。この判断は意識的に行うべきで、意図せずそうなっている状態は避けてください。
- GPTBot — 学習データ収集
- ChatGPT-User — 対話中に利用者が発動する即時読み取り
- OAI-SearchBot — 検索インデックス
どのようなコンテンツを引用するか
実測から見えるのは、具体的な事実が求められる場面では出典の明確なコンテンツを好み、記事全体を読まないと答えが見つからない長文よりも、質問に直接答える段落を引用する傾向がある、ということです。
したがって構成の明快なFAQ型コンテンツが特に有効です。質問を見出しにし、最初の段落で答えを言い切る。引用習慣に合致すると同時に、人間の読者にも読みやすい構成になります。
自分で測る方法
最も直接的な方法は、ログインしていない・履歴のない新規の会話を開き(パーソナライズの影響を避けるため)、3種類の質問を投げることです。自社ブランド名はどんな会社か、この分野の会社を数社推薦して、そして御社の顧客が実際に尋ねるであろう質問。
注意点として、単発の結果にはばらつきがあります。同じ質問でも2回目で答えが変わることがあるため、1回だけで結論を出す判断は信頼できません。当社の診断では複数の質問形式と4つのAIを横断して評価しています。
FAQ
費用を払えばChatGPTに推薦してもらえますか。
現時点でそのような有料掲載の仕組みはありません。中小ブランドにとっては好材料で、コンテンツと信頼性で決まり、予算では決まりません。
GPTBotを遮断するとどうなりますか。
コンテンツが学習データに含まれなくなります。もしChatGPT-UserとOAI-SearchBotも同時に遮断していれば、リアルタイム検索からも読まれず、可視性はほぼゼロになります。学習利用のみを避けたい場合は、GPTBotだけを遮断し他の2つは許可するという選択が可能です。
ChatGPTが自社について誤った情報を述べます。訂正できますか。
直接の訂正窓口はありません。現実的な方法は、正しい情報が公開ウェブ上でより充実し、より一貫した状態にすることです。誤情報は多くの場合、ウェブ上に元から存在する古い情報や紛らわしい情報に由来します。