調査レポート|2026年10月8日公表
日本ECブランド AI検索×GX可視性調査2026(第1回)
日本のEC・D2Cブランド30社を対象に、ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity の4つの生成AIに日本語で計1,200件の質問を行い、各社の名前が挙がるか、サステナビリティ情報がどう認識・引用されているかを分析しました。業界単位の質問では、中堅・小規模ブランドの名前が挙げられた割合(47%)が大手(34%)を上回りました。
これはAI回答の観測結果であり、各ブランドの評価・優劣を示すものではありません。
本ページでは企業名・個別企業の結果は公表していません。掲載している数値はすべて規模別・AI別などの集計値です。
プレスリリース:日本EC30社のAI検索調査、業界質問で名前が挙がるのは中小47%・大手34%(ValuePress)
調査概要
どのように調べたか
結果 1|企業規模別
業界単位の質問では、中堅・小規模ブランドの名前がより多く挙がった
業界質問で名前が挙げられた割合
ブランド名を出さずに業界単位で質問した480件
中堅・小規模47%
大手34%
GX認識度(100点満点)
企業規模別(各10社)
大手(10社)79点
中堅(10社)44点
小規模(10社)28点
サイト内サステナ情報スコア(65点満点)
大手(10社):44 / 65
中堅(10社):12 / 65
小規模(10社):6 / 65
GX認識度の差はAIの能力ではなく、公式サイト側の開示量に起因します。
結果 2|ブランド名を挙げた質問
AIはサステナビリティを「語れる」が、公式サイトを引用しないケースも
88%
具体的な内容を回答
「サステナビリティの取り組み」「CO₂削減目標」「カーボンニュートラル・GX方針」「環境認証」などを質問した600件のうち526件。
17%
公式サイトを引用していない
具体的に回答した526件のうち90件。約6件に1件は、メディア・第三者・あるいはAI自身の推論から語っている状態です。
6社
サイトに記述が見当たらないのにAIが説明
本調査の方法では公式サイト上に記述を確認できなかったにもかかわらず、AIが取り組みを説明。いずれも小規模のD2Cブランドです。
個別の質問項目ごとの認識率
CO₂削減目標を具体的に回答52%
カーボンニュートラル/GX方針を回答58%
環境認証(ISO 14001・SBT・CDP等)を回答52%
結果 3|AI別
4つのAIの比較(1,200件)
| AI | ブランドを言及 | サステナ取り組みを認識 | 公式サイトを引用 |
|---|---|---|---|
| Claude | 88% | 69% | 48% |
| Gemini | 74% | 60% | 47% |
| Perplexity | 73% | 54% | 50% |
| ChatGPT | 72% | 60% | 52% |
※Geminiの引用URL(Googleのリダイレクト形式)は転送先の原ドメインに解決して集計しています。
結果 4|AI検索可視性 × GX認識
30社の3分類
- AIに信頼されるサステナブルブランド11社
- AIには見えているが、サステナ情報が弱い16社
- AIから見えていない3社
どの企業がどの分類に該当するかは公表していません。
調査結果の読み方
SEOの次に生まれる「情報格差」
企業がWebサイトで環境方針やCO₂削減の取り組みを公開していても、その情報が生成AIに正しく理解され、引用されているとは限りません。逆に、公開していない情報をAIが「補って語る」ケースも確認されました。企業に求められるのは情報を公開することだけでなく、「AIが発見し、理解し、信頼できる情報源として引用できる状態」をつくることだと、Big-Oは考えています。
- これはAI回答の観測結果であり、各ブランドの評価・優劣を示すものではありません。
- 本調査は各企業の実際の環境性能やESG評価を行うものではなく、企業が公開している情報が生成AIによってどのように認識・引用されているかを分析するものです。
- AIの回答は質問方法・時期により変動します。本ページの数値は調査期間(2026年9月5日〜6日)時点の観測結果です。
- 企業名は個別に公表しません。
自社サイトのAI検索可視性を無料で確認する
本調査と同じ観点で、御社サイトが生成AIに読み取られやすい状態かを無料で診断できます(LLMO診断)。登録不要・約30〜60秒で、結果はその場で表示されます。